ビットコイン、中央アフリカ共和国が法定通貨に採用

2022/04/28著者:

中央アフリカ共和国(CAR)のファウスティン・アルチェンジ・トゥアデラ大統領は27日、暗号資産(仮想通貨)を合法化する法律に署名し、議会の満場一致の投票を経てビットコイン(BTC)を法定通貨として採用すると報じられた。

ビットコイン、中央アフリカ共和国が法定通貨に採用

ビットコイン、中央アフリカ共和国が法定通貨に採用


CAR政府の公式フェイスブックページへの投稿によると、大統領首席補佐官のObed Namsio氏は、ビットコインを法定通貨として採用する動きは国の経済回復のための重要なマイルストーンになると述べた。

 

「この歴史的な決定により、経済回復と平和定着計画は新しい時代に入り、行政は開発と経済パフォーマンスの利益のために強力かつ包括的な成長を達成するというアジェンダを適用し、市民のための繁栄を生み出す一貫性を実証する 」と発表された。

 

ビットコインを法定通貨として合法化する以外に、アフリカの内陸国は広範囲な暗号資産導入計画も進めているという。

 

CARはアフリカで初めてビットコインを法定通貨として採用し、エルサルバドルと並んで世界で2番目に採用された国となる。エルサルバドルがビットコインを法定通貨として初採用した際に、米国の議員たちは、この動きを米国に何らかのリスクをもたらす可能性があると懸念している。

関連:米議員、エルサルバドルのビットコイン姿勢で金融システムへの影響を懸念

 

エルサルバドルのように、CARは自国通貨を発行していない。エルサルバドルが米ドルを使用しているように、CARはフランスが支援するCFAフランを使用している。


中央アフリカ共和国(CAR)は、世界で最も経済が発展していない国の一つだが、農業がGDPに最も大きく貢献している。世界銀行の統計によると、2020年現在、CARのGDPは23.8億ドルに過ぎず、国連の人間開発指数では最下位に近いランクにある。

 

 

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