「NVIDIA・半導体株はバブルか?」専門家が「2000年のドットコムとは異なる」と分析
NVIDIAをはじめとする半導体株の急騰について、専門家らは「2000年のドットコムバブルとは状況が異なる」と指摘。AI需要の本格化や業界の健全な財務指標を背景に、現在の株価上昇は持続可能だと分析している。
半導体株急騰の背景と2000年との比較
米投資調査会社NDRの分析によると、現在のS&P500における半導体株の構成比は17.9%で、2000年のドットコムバブル時(31.5%)に比べて健全な水準にある。特に注目されるのは、半導体企業のPER(株価収益率)が11~22倍と、2000年の44倍に比べて大幅に低い点だ。
NDRのパット・チョシック氏は「現在の半導体株はS&P500の29%を占めるが、これは2000年の46%に比べて健全な水準」と指摘。「AI需要の本格化が業界成長を持続させる原動力になっている」と分析する。
AI需要が牽引する半導体市場
UBSのチーーフ・インベストメント・オフィサー(CIO)は「AI関連投資(cAPEx)が2025年に4230億ドル、2026年には5710億ドルに達すると予測」と述べ、半導体需要の持続性を強調。特にHBM(High Bandwidth Memory)市場は2026年までに77%成長するとの見通しを示した。
TSMCは2nmプロセス技術の開発を進めており、500億ドル規模の投資を計画。AI向け半導体の需要拡大に対応する姿勢だ。
韓国半導体株の評価
SKハイニックスなどの韓国半導体株のPERは11.6~22.5倍と、業界平均(44倍)を大きく下回る。HBM市場ではSKハイニックスが62%のシェアを占め、2026年までに成長が期待されている。
専門家の見解
IMFは「AI技術が半導体業界に新たな成長サイクルをもたらしている」と指摘。2000年のドットコムバブル時とは異なり、現在の半導体株上昇は実需に支えられたものだと分析している。
市場予測
世界半導体貿易統計(WSTS)によると、2026年の世界半導体市場規模は9750億ドルに達すると予測。このうちHBM市場は77%成長し、AI関連需要が20%を占めると見込まれている。
BTCCアナリストのコメント
BTCCのアナリストチームは「現在の半導体株上昇は、AI需要の本格化と企業の健全な財務基盤が背景にある」と指摘。「2000年のようなバブル状況ではなく、業界の構造的な成長が続くと見ている」と述べた。