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カナダ、米国依存度削減へメルコスールとFTA推進…「国防調達も多様化」

カナダ、米国依存度削減へメルコスールとFTA推進…「国防調達も多様化」

Author:
NeonGhostX
Published:
2025-07-20 01:45:02


カナダが米国への過度な貿易依存を減らすため、南米国家連合メルコスール(MercoSur)との自由貿易協定(FTA)締結を本格的に推進中だ。米国との通商交渉も並行して進める一方、輸出市場の多様化を通じて米中貿易摩擦や関税政策による自国産業の競争力低下を克服しようとする姿勢を明確にしている。国防調達の多様化にも言及し、EUなどとの協力拡大を図る方針だ。

なぜカナダはメルコスールとFTAを推進するのか?

カナダのマニンンディル・シッドゥ国際貿易相はロイターとのインタビューで「カナダ企業は米国に過度に依存しており、トランプ前大統領が課した高率関税で競争力が低下した」と指摘。新たな市場開拓の必要性を強調した。特に、米国向け輸出割合が2023年5月時点で68%まで下落(前年比75%から減少)したことが背景にある。これは「記録的な低下」と評価されており、代替市場の確保が急務となっている。

国防調達の多様化戦略とは?

シッドゥ大臣は「NATOの防衛費基準(GDP比2%)達成に向け90億カナダドル(約9.6兆円)を追加編成」と説明。EUなどとの国防産業調達協力を拡大し、「米国のみに依存しない体制」を構築中だ。実際、カナダは近年エクアドルやUAEとのFTA・投資協定を締結するなど、多角的な通商ネットワーク構築を加速させている。

メルコスールとの交渉状況は?

ブラジルのルラ大統領も4月にカナダとの交渉進展に関心を示しており、両国は協定再開に強い意欲を共有。メルコスール(ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ)は南米市場への重要な足掛かりとなる。同時に中国とはカノーラ油・牛肉・ペットフードの通関障壁、インドとは貿易関係修復に向けた対話を継続中だ。

今後の通商戦略の展望

BTCCアナリストチームは「ASEANやインド太平洋諸国との個別交渉も並行しており、地政学リスク分散を意識した戦略」と分析。現在51カ国と15件のFTAを締結済みで、2023年は特に新興国との連携強化が目立つ。ただし米国との通商交渉については「カナダ企業・労働者に最適な合意点を模索中」と具体的な内容には触れていない。

※本記事は投資アドバイスではありません。市場データはCoinGlassおよびTradingVieWを参照しています。

カナダの貿易多様化に関するQ&A

カナダの米国向け輸出依存度はどの程度変化したか?

2023年5月時点で68%まで低下し、前年の月平均75%から大幅に減少しました。これは過去最低水準とされています。

メルコスールとはどのような経済圏か?

ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの南米4カ国で構成される共同市場で、人口約2.7億人を擁する世界第5位の経済ブロックです。

カナダが国防調達を多様化する理由は?

米国への依存リスクを分散させるためで、EUとの防衛産業協力やNATO加盟国としての責務(防衛費GDP比2%)を同時に達成する狙いがあります。

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