格闘家のキャリアを変革するブロックチェーン基盤「Fighters Guild」が本格始動
リングとオクタゴンの外で戦う新たな闘いが始まった。
ブロックチェーン技術がプロ格闘家のキャリア支援インフラに本格参入。従来のスポーツマネジメントモデルに真っ向から挑む「Fighters Guild」がサービスを開始した。アスリートの契約管理からファンエンゲージメント、収益化までを分散型台帳上で統合するプラットフォームだ。
仲介者を排除する直接契約
スマートコントラクトが試合契約の条件履行を自動化。興行主とファイター間の支払い遅延や紛争を根絶する。パフォーマンスに連動した報酬体系も即時反映され、キャリアデータは改ざん不可能な形で永久記録される。
ファンとの新たな接点創出
限定デジタルコレクティブルや体験型トークンを介した収益化モデルを提供。ファンは単なる観客から経済的支援者へと変容する。ただし、仮想通貨市場のボラティリティを考えると——これが持続可能な収入源となるかは、まだリングサイドの予想が分かれるところだ。
伝統的なスポーツ界は懐疑的な目を向けているが、若手ファイターたちは既存システムの限界を打破するツールとして熱い視線を送る。ブロックチェーンがスポーツビジネスのルールそのものを書き換え始めた。
寄付ではなくエコシステムとして制度化
Fighters Guildの最大の特徴は、従来の寄付や一時的な支援ではなく、ブロックチェーン技術を基盤とした持続可能なエコシステムの構築にある。
松田氏は会見で、「ブロックチェーン技術を使用してアスリートの退職金や厚生年金に相当する仕組みを作る」と説明した。同氏は、ファイトマネーが低く引退が早い選手が「消費されてしまっている」現状を指摘し、「彼らの活動をそのまま資産化するための技術としてブロックチェーンが使えるのではないか」と述べた。
【abc:マニー・パッキャオ氏興行スポンサー契約締結】
格闘技選手支援インフラ「Fighters Guild」の技術監査パートナーとして参画し、パッキャオ氏の次戦(2026年開催予定)に向けた興行スポンサー契約を締結しました。
【📌 注目ポイント】
🔸… Pic.twitter.com/O79913pox2
同組織は特定の興行団体に依存せず、すべての格闘家が加入可能なセーフティネットを提供する。グローバルなDAOが発行する仮想通貨のエコシステムを活用することで、支援原資を継続的に創出する計画だ。この仕組みは、選手の活動自体がトークンエコノミーを通じて価値化され、長期的な資産形成につながる設計となっている。
パッキャオとの協業で国際展開を加速
Fighters Guildは世界的なボクシングスターであるマニー・パッキャオとパートナーシップを締結し、グローバル展開を本格化させる。パッキャオは声明で「ABEMA格闘チャンネルとabc社とパートナーシップを結べてうれしく思う」とコメントした。
パッキャオの代理人ジョージ・チェン氏は、「ワールドワイドのプラットフォームをひとつの組織だけで広げるのは難しい。ここに力強いパートナーができてこそ実現できる」と語り、国際的な展開における協業の重要性を強調した。
🚨速報🚨
合意報道のメイウェザー vs パッキャオ戦に代理人が言及🥊
🗣️「まだ公式な発表はありません。それについては多くの素晴らしい議論がなされている。時期が来れば情報を共有します」#フロイド・メイウェザー #マニー・パッキャオ #FightersGuild @Abema_Fight pic.twitter.com/Wd8OsXGT9K
ABEMAはパッキャオ・プロモーションが主催する興行の世界配信も担当する。北野氏は「ABEMAの海外用PPVプラットフォームは現在世界19か国に対応している。パッキャオ氏が米国を中心に行う興行の配信を春頃から開始する」と説明した。チェン氏によると、2026年4月にハワイで開催される「ビッグファイト」では複数の世界タイトル戦が予定されており、これらをABEMAが配信する計画だという。
仮想通貨業界への波及効果
Fighters Guildの取り組みは、仮想通貨およびブロックチェーン技術の実用化において重要な意味を持つ。従来、スポーツ業界におけるブロックチェーン活用はファントークンやNFTなど、主にファンエンゲージメント領域に集中してきた。しかし今回の構想は、選手の社会保障や長期的な資産形成という実質的な課題に対して、DAOと仮想通貨エコシステムを活用する点で新しい。
格闘技業界は他のプロスポーツと比較して選手の収入が不安定で、引退後の生活保障も十分でないという構造的な課題を抱えてきた。Fighters Guildのモデルが成功すれば、同様の課題を持つ他のスポーツ業界や、フリーランス労働者など不安定な雇用形態で働く人々への応用も期待される。ブロックチェーンを活用した新しい社会保障システムのプロトタイプとして、フィンテック業界からも注目が集まりそうだ。