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日本が仮想通貨ETF解禁へ、2028年までにアジア覇権争いが本格化

日本が仮想通貨ETF解禁へ、2028年までにアジア覇権争いが本格化

Published:
2026-01-26 14:30:00

日本の金融市場がついに動き出す。仮想通貨ETFの解禁ロードマップが明らかになり、2028年までに実現へ向けた動きが加速している。

アジアの金融ハブ競争に新たな火種

香港やシンガポールが先陣を切る中、日本が遅ればせながら参戦。金融庁(FSA)の規制緩和が進めば、東京市場は一気にデジタル資産の取引ハブへ変貌する可能性を秘めている。

機関投資家の資金流入が市場を変える

従来の仮想通貨市場は個人投資家が中心だったが、ETF解禁で年金基金や保険会社といった大口資金が流入。市場の流動性と安定性が劇的に向上する見込みだ。

伝統金融とデジタル資産の融合が加速

メガバンクや証券会社がこぞって仮想通貨関連商品の開発に着手。2028年までのカウントダウンが始まった今、金融機関の再編と新たなビジネスモデルの創出が進む。

アジア全域で規制競争が激化

各国が仮想通貨市場の主導権を握ろうと規制緩和を競う中、日本の参入は地域全体のゲームチェンジャーとなる。投資家保護とイノベーション促進のバランスが問われる。

伝統的な金融機関がようやくブロックチェーンの価値に気づくまでに、仮想通貨はすでに次の進化を遂げている——そんな皮肉を込めて言えば、彼らが追いつく頃には我々は次の地平を目指しているだろう。

日本の規制改革

金融庁は2028年までに投資信託法施行令の改正を予定。仮想通貨が投資信託の対象となる「特定資産」に追加される。東京証券取引所の承認後、投資家は通常の証券口座で仮想通貨ETFの取引が可能となる。ETFの仕組みは、現行の金や不動産のETFと同様となる。

野村アセットマネジメントやSBIグローバルアセットマネジメントは、規制変更を見据え商品開発を進めている。業界推計では、日本の仮想通貨ETF市場の運用資産残高は1兆円(約6700億円)に達する可能性がある。この試算は米国市場との比較による。米国上場のビットコインETFは1200億ドルを超える運用資産を集めている。

税率55%から20%へ減税

最も大きな変化は税制見直しにある。金融庁は2026年に関連法案を国会に提出予定。法案では、仮想通貨を金融商品取引法の下で再分類する。これにより、仮想通貨の売却益にかかる 最高税率が現行の55%から一律20%へ引き下げられ、株式や投資信託と同等となる。

現行の重い税負担は日本の投資家にとって大きな障壁となってきた。多くの投資家が仮想通貨の利確に踏み切れずにいた。税率引き下げにより、こうした潜在的な需要が一気に開放される可能性がある。

投資家保護の枠組み

日本の今回の動きは、過去の市場混乱から得た教訓を反映する。金融庁はETFのカストディを担う信託銀行に、厳格なセキュリティ管理体制の整備を義務化する予定。2024年のDMMビットコインで発生した482億円規模のハッキング被害を踏まえ、リスク対策を強化する。

資産運用会社や証券会社にも、2028年の本格導入前にリスク開示や運用管理体制の一層の強化が求められる。

アジアの仮想通貨ETF市場は分断状態

アジア各国で規制アプローチは大きく異なる。

香港は2024年4月に6つのビットコイン・イーサリアムETFを上場し、個人投資家向けの スポット型仮想通貨ETFを提供するアジア唯一の市場となった。2025年10月には ソラナETFも追加された。運用資産残高は約5億ドル。米国市場には遠く及ばない水準。

韓国では与党「共に民主党」が独自にデジタル資産基本法を進めている。専任タスクフォースで月内にも法案素案取りまとめを目指すが、6月の地方選挙が控える中、スケジュールは流動的。ビットコイン現物ETFの議論も、イ・ジェミョン大統領の公約であるものの先送りとなる可能性がある。

台湾は2025年2月から、国内の投信が海外のパッシブ型仮想通貨ETFに投資できるよう規制を緩和。金融監督管理委員会は仮想通貨に特化した法律制定も進めており、彭金隆委員長は、新台湾ドル建てステーブルコインを2026年半ばにも導入する可能性を示唆した。

シンガポールは個人投資家向けの仮想通貨ETFを承認しておらず、金融管理局はデジタルトークンを小口投資の集団投資に不適切と位置付けている。

2028年まで導入を待つことで、日本は他市場の経験を活かせる。一方、韓国の与党による法整備の加速や、香港の商品の拡充もあり、アジア地域における主導権争いはなお続く見通し。

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