信越化学工業の株価はなぜ下がる?今後予想や中国の塩ビ供給過剰の影響などを解説【2025年最新】

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最終更新日: 10/31/2025 10:40
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出典:日本経済新聞

信越化学工業株式会社は、日本を代表する大手化学メーカーで、東証プライム市場に上場しており、日経平均株価やTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄に選ばれています。

 

そんな日本の大企業の信越化学工業の株価ですが、2025年の相場は下落傾向が強く、その背景には中国の供給過剰などがあります。

 

ここでは信越化学工業の株価は今後どこまで下がるのかを予測、さらに下落の原因である中国の塩ビ供給過剰の影響などを解説します。

 

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目次
  1. 信越化学工業株式会社とは?
  2. 信越化学工業の株価動向【2025年最新】
  3. 信越化学工業の株価がなぜ下がる?
  4. 信越化学工業の株価は今後どうなる?いつまで下がる?
  5. 信越化学工業は今買うべき?投資のタイミング
  6. 中国の供給過剰がなければ信越化学工業の株価は回復する?
  7. 信越化学工業の株価が今後下がるリスク要因は?
  8. 信越化学工業の今後株価まとめ
  9. 関連記事

 

信越化学工業株式会社とは?


信越化学工業株式会社とは、日本を代表する大手化学メーカーで、1926年に信越窒素肥料株式会社として設立、1940年に現在の社名に変更されました。

 

本社は東京都千代田区にあり、東証プライム市場に上場しており、日経平均株価やTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄に選ばれています。

 

国内化学メーカーとして最大級の時価総額と営業利益を誇るグローバル企業で、海外売上比率は約74%を占めており、世界で100社以上の関連会社を展開しています。

信越化学工業(株)の企業情報・株式概要

会社名 信越化学工業(株)
英文社名 Shin-Etsu Chemical Co.,Ltd.
業務 塩化ビニル樹脂、半導体シリコンウエハで世界首位。ケイ素樹脂、フォトレジスト等も
本社所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング
業種分類 化学
設立年月日 1926年9月16日
代表者名 斉藤 恭彦
上場年月日 1949年5月
市場名 東証プライム(4063),名証プレミア
上場年月日 1949年5月
決算 3月末日
単元株数 100株
発行済株式数 1,984,995,865(2025年10月30日時点)
従業員数(連結) 27,129人
1株配当(会社予想) 106円(2026/03)

 

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信越化学工業の株価動向【2025年最新】


2025年の信越化学工業の株価は、下落傾向です。

 

2024年7月より信越化学工業の株価は下落相場となり、当時6800円台だった信越化学工業の株価はその後2025年現在には4900円台まで下落しました。

 

(画像出典:investing)

 

下降トレンドそのものはすでに終わっているようで、現在は横這いにレンジ相場を展開しているのですが、なぜ信越化学工業の株価は近年において下落しているのでしょうか?

信越化学工業の株価がなぜ下がる?


以下では信越化学工業の株価が下落している要因を解説します。

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出典:corp-ratings

中国の塩ビ供給過剰

信越化学工業の株価が下落する要因は複数あるのですが、近年の主たる要因といえば中国の塩ビ供給過剰です。

 

塩ビ(PVC:ポリ塩化ビニル)は、建築資材、配管、包装材などに広く使われる汎用樹脂で、世界市場規模は年間5,000万トンを超えます。

 

中国はPVC生産大国で、2024年末時点の国内有効生産能力は約2,800万トンに達し、その結果として世界シェアの約50%を占めるに至りました。

 

供給過剰とは、中国のこの塩ビの膨大な生産能力が国内需要を上回り、余剰品が国内外にダンピング、いわゆる安値輸出される状況のことです。

中国の塩ビ供給過剰の背景

この塩ビ供給過剰問題の背景には、中国の産業政策と経済構造にあります。

 

2010年代以降、中国政府は化学産業の拡大を推進し始め、石炭由来の電石法を基盤にPVC工場を急増させました。

 

2024年だけで約85万トンの新設設備が稼働し、2025年にはさらに290万トンの追加投産が予定されています。

 

今後、中国では年間生産能力が3,000万トンを突破する見込みで、この生産能力の向上が供給過剰をもたらしています。

 

生産量が上がって供給が過剰になることで、中国国内需要が追いつかないところに中国の不動産バブル崩壊がさらに供給過剰を加速させています。

 

2021年以降、中国の不動産投資はGDP比で15%から10%未満に急減し、恒大集団の債務危機を機に中国政府では債務抑制が発動されました。

 

その結果、新築着工件数が前年比20から30%減り、PVCの主用途である管材・型材需要が低迷したことで2024年の国内消費量は約2,200万トンまで下がりました。

 

以上のようにPVCの供給量が上がる一方で中国国内の需要が減ることで現在、塩ビの供給過剰問題が発生し、信越化学工業の株価に影響を及ぼしています。

 

塩ビの過剰在庫は中国国内での価格崩壊を招き、輸出攻勢を加速させるているのです。

 

中国のPVC輸出量は2024年1月から10月までに217万トンまで上昇し、過去最高を更新しています。

中国の塩ビ供給過剰の影響

中国でのこの塩ビの供給過剰は世界の市場に影響を及ぼしています。

 

この中国からの輸出が増加することで塩ビの価格が押し下げられ、業界全体の利益率が圧迫されるのです。

 

欧米メーカーも生産調整を迫られ、日本の企業も例外ではありません。

 

中国政府は2025年に供給抑制策を検討していますが、どれほどの実行力であるかは現時点では不明です。

信越化学工業の株価への影響

信越化学工業は海外売上比率が74%にも及ぶグローバル企業であり、PVC事業は世界シェアで約30%、これは世界でトップのシェアです。

 

2024年時点の信越化学工業のPVC生産能力は約400万トンで、連結売上高の20%から25%を占めていました。

 

低コストの統合生産が強みで、過去には営業利益率が20%超を達成したのですが、PVC事業は今回の中国過剰供給の直撃を受け、株価に悪影響を及ぼしています。

 

中国の過剰生産はPVCのグローバル価格低迷をもたらしており、この安価な塩ビが米国市場に流入しています。

 

2025年上期のPVC価格は前年比で15%から20%下落することで、信越の主力市場である米国における利益が圧迫されています。

 

さらに、円安になることで、信越化学工業のPVC部門の利益はさらに下がり、株価を下落させています。

 

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信越化学工業の株価は今後どうなる?いつまで下がる?


中国発の塩ビ供給過剰による価格低迷により信越化学工業の株価は現在低迷しているのですが、この株価下落はいつまで続くのでしょうか?

 

以下では信越化学工業の株価下落がいつまで続くかを予測します。

信越化学工業の今後予想:2025年から2026年まで

中国のPVC供給過剰は2026年前半まで続く見込みが大きく、それまで信越化学工業の株価が低迷する可能性があります。

 

その根拠に供給圧力の持続性の問題があります。

 

まず 2025年の中国の新設設備により塩ビの生産能力が250万トンまで拡大しており、この影響は2025年から2026年まで続く可能性が大きいです。

 

中国政府が生産の抑制策を実行する可能性は低いので、今後も塩ビの国際価格は低迷しそうです。

 

供給が過剰になる一方で需要回復は遅れており、 中国の不動産支援策が効果を発揮するのに1年から2年の時間がかかる可能性があります。

 

この供給過剰と需要回復の遅れが続く限り信越化学工業の株価も低いままになる可能性が大きいので、今後1年から2年は信越化学工業への投資は慎重になった方が良いでしょう。

信越化学工業の今後予想:2027年以降

2026年後半から2027年頃より、状況が改善する可能性が出てきます。

 

まず中国の不動産支援策の効果により2026年後半より新築着工が回復する見通しが大きいです。

 

これにより供給が過剰だったPVCの在庫が解消される可能性が高く、需要回復により塩ビの価格が上がるかもしれないです。

 

需要が回復し、価格が上がれば信越化学工業の株価を下げる要因がなくなるので、2027年頃から信越化学工業の株価の下落が終了する可能性が出てきます。

信越化学工業は今買うべき?投資のタイミング


信越化学工業への投資は、塩ビの需要が回復する2027年まで待った方が無難でしょう。

 

多少のリスクがあっても良いので積極的に狙いたいのであれば、2025年から2026年までの現在の株価低迷期に投資をするというのも手法としてはアリです。

 

現在の信越化学工業の株価下落は中国の塩ビ過剰供給が原因であり、それがなければ業績が良好な信越化学工業の株価が上昇する可能性は大きいです。

 

そのため現在の株価が低い時期に信越化学工業の株を購入しておけば、2027年頃に需要回復による塩ビの価格が上がったときに株価上昇の恩恵を受けられる可能性があります。

 

もちろん必ずしも目論見通りに上がるとは限らないので、ややリスクのある方法です。

 

ただ信越化学工業の株価の動きに興味があるのでしたら、ぜひ証券会社の口座もチェックしてみてください。

 

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中国の供給過剰がなければ信越化学工業の株価は回復する?


信越化学工業の株価は現在、中国の塩ビの供給過剰の影響で下がっているのですが、この問題がなければ信越化学工業の株価は上がるのでしょうか?

 

以下では信越化学工業の株価上昇の要因を解説します。

供給過剰問題がなければ株価が上がる可能性は大きい

信越化学工業の株価は、現在の塩ビの供給過剰の問題がなければ上昇する可能性が大きいです。

 

供給過剰による塩ビの価格低迷がない場合、信越化学工業の株価はPVCによる収益回復により上昇するでしょうし、PVC以外の事業の成長がさらなる株価の上昇の追い風になるでしょう。

 

そのため今後の信越化学工業の株価が上がるか否かは、塩ビの価格が上がるかどうかにかかっております。

半導体事業の成長

信越化学工業の株価上昇の要因は中国の塩ビ過剰供給の解消だけではありません。

 

信越化学工業の電子材料部門は世界シェアが50%と高く、AV需要を背景に今後は半導体事業の成長が期待されています。

 

半導体デバイス市場は2025年より上昇フェーズにはいっており、現在は非常に需要が大きいです。

 

2026年後半には市場がさらに拡大する予測であり、AIサーバーやEV向けの高付加価値ウエハー需要の増加が信越化学工業の株価上昇に貢献する可能性があります。

シリコン事業の成長

信越化学工業のシリコン事業は今後成長する見込みが大きく、これが将来の株価上昇に寄与する可能性があります。

 

シリコンは自動車、医療、電子機器などの分野で安定した需要があります。

 

特に信越化学工業では高機能シリコーンの研究に投資をしており、2026年以降よるその研究の成果である新製品が販売されることで売上が増加する見込みです。

 

シリコンの売り上げが増加すれば信越化学工業の株価も今後上昇する可能性があります。

信越化学工業の株価が今後下がるリスク要因は?


中国の塩ビ供給過剰さえ解決できれば信越化学工業の株価が上がる可能性は大きいのですが、今後株価を下げるようなリスク要因はないのでしょうか?

 

以下では信越化学工業の株価を下落させるリスク要因を解説します。

供給過剰の問題が解決されない場合

中国の塩ビ供給過剰の問題は2027年までに解決される見通しですが、それが失敗し、解決されない場合、信越化学工業の株価は下がるリスクが増大します。

 

塩ビの中国の生産能力は非常に大きく、2025年には新設設備の影響でさらに生産性は向上し、供給量が増える可能性が大きいです。

 

それに加えて中国の国内需要が今後も回復しないようであれば供給量は増えるばかりで一向に在庫は減らず、結果として塩ビの交際価格は低迷したままになる恐れがあります。

 

今後、信越化学工業の株価が上がるか否かは中国の状況によります。

半導体市場の不透明感

信越化学工業の株価は今後、半導体市場が盛り上がることで上昇する可能性がある一方で、競合との激化などのリスク要因が原因で下がる可能性もあります。

 

特に中国企業の台頭が近年は著しく、競合に市場シェアを奪われるようであれば株価上昇の妨げになるでしょう。

 

半導体市場で成功すれば信越化学工業の株価は上がる可能性があるのですが、不透明な要素が多いのでややリスクがあります。

 

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信越化学工業の今後株価まとめ


中国の塩ビ過剰供給の問題をきっかけに現在の信越化学工業の株価は低迷しています。

 

ただ原因がはっきりしているので、この問題が解決されれば今後信越化学工業の株価が上がる可能性は大きいです。

 

2027年頃には過剰供給の問題が解決される見通しなので、今後信越化学工業に投資をするなら、2027年までのこの株価低迷期に仕込むと良いかもしれません。

 

もちろん、必ずしも上昇するとは限らず、リスクもある点に注意してください。

 

2027年より株価が上昇する可能性がある信越化学工業の株は、リスクもありますが成功すれば稼げる可能性のある銘柄です。

 

BTCCのホームページでは、今後も信越化学工業の株価に影響を与える最新ニュースや法整備に関する注目情報、株式相場全体の動向などをお届けしていきます。今後も参考にしていただければ幸いです。

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