NTTの株価はなぜ安い?今買うべき?今後10年の株価予想を徹底解説

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最終更新日: 11/19/2025 16:08

NTT(日本電信電話株式会社)は、日本最大手の通信事業会社で、1985年に旧日本電信電話公社の民営化により設立されました。

 

2025年11月現在、NTTの株価は下落傾向にあり、割安感がある相場です。

 

そんなNTTの株ですが、楽天証券やSBI証券などのネット証券を通じていつでも投資可能な銘柄です。

 

大企業に投資をするならNTTはまさにおすすめの資産運用先なのですが、果たして今の相場でNTTの株は買うべきなのでしょうか?

 

この記事では2025年現在のNTT株の相場動向や株価下落の原因、さらには10年後NTTの株価予想などをテーマに解説します。

 

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目次

NTT(日本電信電話株式会社)とは


NTT(日本電信電話株式会社)は、日本最大手の通信事業会社で、1985年に旧日本電信電話公社の民営化により設立されました。

 

本社は東京都千代田区大手町にあり、持株会社としてNTTグループを統括しています。

 

グループ全体では、連結子会社967社と関連会社141社を擁し、従業員数は約31万人規模で、世界有数の電気通信事業者であり、まさに日本を代表する大企業です。

 

政府が発行株式の3分の1以上を保有する特殊会社ですが、民営企業として運営されており、資産規模や顧客数では日本最大級の企業体です。

NTT株(T.9432)の会社概要・基本情報

英語名 NTT, Inc.
日本名 NTT(株)
ティッカー 9432
市場名 東証プライム
設立年月 1985年4月1日
上場年月日 1987年2月9日
代表者名 島田 明
従業員数(連結) 347,950人

 

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NTTの株価の最新動向【2025年11月最新】


NTT株(T.9432)の株価チャート

(画像出典:investing)

上記はNTTのこの一年間のチャートです。

 

まずは、2025年から本記事更新時点(2025年11月19日時点)までのNTTの株価動向を振り返っていきましょう。

NTT:2025年から現在までの株価動向

2025年のNTTの株価は、レンジ相場に入っており、特に後半より下落し始めています。

 

1月に150円台だったNTTの株価はその後、4月まで下落が継続して一時は130円台まで下がりましたがその後に反転して上昇し、8月には160円台まで回復しました。

 

しかしその後、株価が急落し、150円台を割ろうとしております。

 

2025年の日経平均株価は非常に順調に上昇しており、史上初である50,000円台に突入したほどで、現在の日本の景気が良好であることは日経平均の動きを見れば明白です。

 

つまりNTTの株価低迷は日本経済などの外的要因ではなく、NTTならではの内的な要因である可能性が高いでしょう。

NTT株(T.9432)株価の概要・基本情報

NTTの株価は2025年11月14日現在、152.5円で推移し、前日比0.20%と下落し続け、前年比2.24%以上上昇しました。

英語名 NTT, Inc.
日本名 NTT(株)
ティッカー 9432
株価* 152.5円
時価総額* 13.81兆円
発行済株式数* 90,550,316,400株
52週高値 167(25/08/20)
52週安値 135(25/04/07)

*2025年11月19日時点、みんかぶ調べ

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NTTの株価はなぜ安い?下落理由を解説


以下では2025年現在のNTTの株価が下落している要因を解説します。

業績低下予想による市場の失望

2025年のNTTの株価が低迷する要因は業績の悪化とそれに対する投資家の失望売りがもっとも大きな原因です。

 

ここ数年における日経平均株価は上昇の勢いが強く、日本経済の状況は悪くはないので、NTTの業績悪化はNTT独自の要因である可能性が高く、この業績悪化が継続する限りは株価は低迷したままになるでしょう。

 

2024年3月期のNTTの連結純利益はデータセンター売却益などの一時的な利益を含むことで 1兆3,000億円を超える利益になりましたが、2025年3月期はこれを除いたベースで微増にとどまり、名目上は減益となる見通しが示されました。

 

この名目減益という結果が市場からNTTに対する期待感を下げてしまい、失望売りの引き金になりました。

 

NTTのこの減益予想の最大の要因は、地域通信事業の構造的な収益悪化にあります。

 

固定電話の加入者数は年々減少し、2024年度上期だけでも約50万規模の固定電話の契約が失われました。

 

インターネットが当たり前の今の時代、NTTのフレッツ光などの光回線こそ普及が進んでいますが、通信料収入は微減傾向が続いており、そこへコスト高が利益を圧迫している状況です。

 

設備維持費や人件費は固定費として残り続ける一方で、光回線は収益源としての魅力が薄れているのが実情です。

 

NTTは公共性が強い企業であるので社会インフラとして光回線を維持する義務があり、収益性よりも公共性を優先しなければならないので、光回線の負担を減らすことはどうしてもできず、収益性をなかなか改善できていません。

 

以上のようなNTT独自の課題が投資家からの評価を下げ、失望売りを加速させています。

 

NTTのこの地域通信事業の収益改善の遅れがある以上、株価が回復する見通しは低いです。

NTTドコモの競争の激化

NTTドコモの競争環境の激化も、NTTの減益圧力の一因となり、株価低迷の原因になっています。

 

政府の携帯料金引き下げ圧力は依然として強く、2024年度も主要キャリア各社が値下げプランを相次いで打ち出しており、NTTドコモはahamoやirumoなどの低価格プランでシェアを守っています。

 

しかし、NTTドコモの1契約当たりの平均収入は低下傾向にあり、それに追い打ちをかけるように楽天モバイルの攻勢や、ソフトバンクの積極的な設備投資による競争激化が、NTTの利益率の改善を阻んでいます。

 

2025年上期のドコモ事業の営業利益は前年比で微増にとどまり、グループ全体の利益押し上げに十分な貢献ができておらず、今後も株価上昇の期待は薄いです。

IOWNの投資コスト

NTTのIOWN構想の収益化がまだ本格化しておらず、投資ばかりでリターンが得られないこともNTTの株価低迷の要因です。

 

NTTは中期経営戦略で、2030年に向けて営業利益2兆円、海外売上高比率35%を目指すと掲げていますが、2025年時点ではその道筋が不透明です。

 

IOWNは、光電融合技術による次世代通信基盤として期待されていますが、商用化は2028年以降であり、それまではIOWNによる利益貢献はほぼゼロであるので株価上昇は期待できません。

 

NTTの設備投資額は年間1兆円超と巨額であり、その多くがIOWNに投じられていますが、短期リターンが乏しい現状では投資コストが株価の低迷を招いているのです。

 

ただし、2028年にIOWNが商用化され、本格的に稼働するようになれば莫大な投資コストを回収できるだけのリターンが見込まれているので、2028年以降からはNTTの株価が上昇する可能性があります。

 

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NTTの10年後の株価はどうなる?


2025年現在、NTTの株価は低迷しており、日本を代表する銘柄としてはかなり割安でお買い得ではあります。

 

では現在NTTの株に投資をする場合、10年後には運用益が出るのでしょうか?

 

以下ではNTTの10年後の株価の動向を解説します。

NTTの今後株価予想:2028年までは株価が低迷

まずNTTの株価は今後、2028年までは低迷する可能性が高いです。

 

公共性の高い企業であるNTTの場合、いくら費用が高くても光回線などの地域インフラに関する設備の維持をやめることはできず、現在の高コストな環境は今後も継続するでしょう。

 

光回線の収益やNTTドコモなどのモバイル事業の収益もそれほど大きく成長していないので、現在の収益性が低い状況が続く限り株価は上がらず、低いままです。

 

ただし、2028年には次世代情報通信ネットワーク構想であるIOWNが本格的に活動を開始します。

 

今までは投資だけでリターンが0だったIOWNの存在は株価低迷の原因でしたが、2028年に商用化が始まり、利益が出るようになれば株価上昇に一役買うでしょう。

 

2025年から2028年までは投資コストが負担になることで株価が低迷しますが、2028年からはIOWNの商用化が始まることでNTTの株価は上がる可能性が大きくなります。

10年後のNTTの株価予想

現在こそ株価低迷が続くNTTですが、10年後の2035年の株価は上昇している可能性が高いです。

 

株価上昇の一番の要因はIOWN構想の本格的な稼働があります。

 

IOWNは革新的な光電融合ネットワークで、低消費電力、低遅延など従来の光回線以上のパフォーマンスを発揮する次世代通信です。

 

このIOWNが2030年までに国内で普及し、10年後の2035年まで収益化ができているようであればNTTの株価が300円まで上がる可能性は十分にあります。

 

さらにNTTは2025年にNTTモビリティを設立し、自動運転やMaaS分野へ本格進出をすることで、今後の株価上昇が大きく期待されています。

 

自動運転などのモビリティ事業にIOWNの低遅延通信が組み合わされば、レベル4自動運転の社会実装が2035年頃に現実化するほどです。

 

今後、トヨタやホンダとの協業が進むことでモビリティ事業は新たな収益柱となるでしょう。

 

NTTの現在の株価は確かに低迷していますが、それは投資コストが足枷になっているからであり、今後はIOWNが本格的に活動することで今までの投資コストが回収される可能性は大いにあります。

 

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NTT株は今買うべき?


NTTの株価は現在低迷しており、割安です。

 

将来、IOWNなどの普及することで株価が上昇する期待感があるので、割安な現在のNTTの株は買い時ではあるのですが、いつ購入するのが良いのでしょうか?

 

以下ではNTTの株の買うべきタイミングを解説します。

短期での収益は難しい

現在、株価が低迷するNTTの株は割安なので買い時ではありますが、1年から3年以内の短期での収益化は難しいでしょう。

 

NTTの株価低迷はインフラ維持費などのコスト高と事業の収益の低さであり、この状況は少なくとも3年以内に改善される見込みはないです。

 

2025年現在にNTTに投資を始めても3年以内に株価上昇の運用益は期待できません。

 

そのためデイトレードなどの短期での取引を目的にしている投資家には不向きです。

長期投資家におすすめ

NTTが進めるIOWNは2025年現在は研究段階であり、利益は得られません。

 

しかし、2030年に通信ネットワークへの導入を開始、し、2035年にはデータセンターやAI処理の基盤として本格的に稼働させる計画であり、10年後には株価上昇に大きく貢献する可能性があるので、NTTの株はまさに長期投資家におすすめの銘柄です。

 

この技術がもたらす経済効果ですが、NTTの試算ではIOWN関連投資は年間1兆円を超える可能性があり、2035年までに累計10兆円規模になる試算です。

 

営業利益率は現在の14%台から20%台まで改善される見通しで、1株利益は15円超へ到達する可能性があります。

 

NTTの莫大な投資は今までは株価低迷の負担でしたが、2030年以降より株価上昇に貢献する可能性が大きいです。

 

10年以上の長期投資を前提にするなら、NTTの株はまさに割安な現在が買い時です。

 

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2025年からNTTに投資する場合の注意点


10年後には株価上昇が期待できるNTTは、まさに今が買い時なのですが、2025年から運用を始めても問題はないのでしょうか?

 

以下では2025年現在からNTTに投資する場合の注意点を解説します。

2027年までは運用益が出ない可能性が大きい

NTTの2025年3月期の連結純利益は前期比減益であり、さらに2026年3月期もNTTデータ完全子会社化の借入金利息負担が本格化することでNTTの利益を圧迫する見通しです。

 

設備投資は1兆円を超え、さらにTOB費用などが原因でNTTのフリーキャッシュフローは2025年から2026年にマイナスに転落する可能性が高く、この調子なら2027年まで株価は低迷するでしょう。

 

そのため2025年から運用を開始した場合、2027年までは運用益が出ず、元本割れのリスクがあります。

 

NTTに投資する場合は、短期での赤字に注意しましょう。

少額ずつ積立積立がおすすめ

NTTの株価は確かに10年後には上昇する可能性があるのですが、短期では下落のリスクの方が大きいので、最初は少額ずつ積み立てて運用する方が良いでしょう。

 

特に運用中に株価が下落し、元本が割れているような時は、投資する金額を減らすなどの対策が必要です。

 

NTT株の資産運用で利益を出すには、どうしても10年以上の時間が必要です。

 

じっくり時間をかけて運用を目指しましょう。

 

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NTTの今後の株価予想まとめ


NTTの株価は2025年現在、業績の悪化などが原因で低迷しており、この状況は3年は継続する可能性が大きいです。

 

しかし、2030年から2035年頃には次世代情報通信ネットワーク構想であるIOWNが普及することで株価が上昇する期待感が強く、10年以上の長期投資をするならNTTの株は今が買い時の銘柄です。

 

日本を代表する大企業のNTTは、確かに現在は業績が不振ですが大企業というブランドは健在であり、破綻のリスクは極めて低いです。

 

現在は業績の悪化が原因で株価が下がっているのでデイトレードなどの短期売買には不向きですが、10年後の株価上昇が期待できるので長期投資にはおすすめなのです。

 

将来の資産形成に興味があるなら、ぜひNTTの株価をチェックしてみてください。

 

BTCCのホームページでは、今後もNTTの株価に影響を与える最新ニュースや法整備に関する注目情報、株式相場全体の動向などをお届けしていきます。今後も参考にしていただければ幸いです。

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